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2015.06.05 (Fri)

ニーズや悩みのあるところに需要がある

5月14日~17日まで、今年から所属しております「盛和塾」で上海に行って参りました。盛和塾は、もともと京都の若手経営者が、京セラ株式会社の社長であった稲盛和夫氏から、人としての生き方「人生哲学」と経営者としての心の持ち方「経営哲学」を学ぼうと1983年に立ち上がった自主勉強会に端を発しています。現在では、新潟を含め全国各地に79塾9,270名の塾生が学んでいます。また、日本だけでなく中国、台湾、ブラジル、アメリカにも塾生がおり、世界中で志のある経営者達が稲盛氏の経営哲学を学んでいます。私自身、経営者として学び続け、社員を幸せにする経営を実践するために入塾しました。そして、上海で行われた中国の塾生が集まる報告会に参加してきました。

上海の報告会では、なんと2,000名以上の中国の経営者達が集いました。実は今、稲盛和夫氏の書籍が中国でベストセラーとなっており、稲盛氏は熱烈な人気がある状態です。稲盛氏は、京セラだけでなく、KDDIを創業し成功させたことで有名ですし、最近では、経営破綻したJALを見事に再生させた人物として、日本の経営者の中で最も優れた経営者と言われますが、日本では中国のような「稲盛ブーム」はありせん。なぜ、拝金主義がはびこる中国社会で、「利他の心」「社員を幸せにする経営」を説く、稲盛氏から学ぼうとする経営者が増えているのか、その理由を、稲盛和夫北京管理顧問有限会社の理事長の曹氏が以下のようにお話されました。

「空気清浄器が中国で日本よりもよく売れているのは、中国にはスモッグがあり、中国の空気汚染が日本よりも深刻だからです。稲盛哲学が中国で日本よりも影響力が大きいのは、おそらく中国社会の現段階の価値観の混乱が日本社会よりも深刻だからでしょう。」

私はこの言葉を聴いて、なるほど、まさにマーケティングの原理原則そのものだなと思いました。つまり、「ニーズや悩みのあるところに需要がある」という至ってシンプルで当たり前の原則です。私たちは日々の業務の中で、この当たり前の視点を失いがちです。「自社の商品・サービスを必要としている市場はどこか?」「ターゲットは日々どんなことに悩んでいるのか?」しっかりと見つめ直すことが重要だと改めて気づかされました。

余談ですが、上海での夜の懇親会の席で、奇跡的に稲盛氏と同じテーブルでご一緒させていただきました。緊張のあまりうまくお話できませんでしたが、勇気を振り絞って以下の質問をしました。
「私は今30代の半ばです。稲盛塾長は30代半ばの時、日々どのようなことを考えて仕事をされていましたか?」

「目の前の仕事をただひたすら懸命に取り組んでいただけだ。」
稲盛氏のお答えは至ってシンプルでした。

人生もマーケティングも成功の秘訣は、シンプルなことにあるのかもしれません。

今井 進太郎
グローカルマーケティング(株)代表取締役
トキっ子くらぶ 代表
中小企業診断士/1級販売士

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私が講師を務める「新潟マーケティング大学」フェイスブックページで今日から使える
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